1 概要
デジカメ写真の保管やビデオ編集をしていたら、いつの間にかハードディスク容量が不足するようになった。
早速、ハードディスクを購入しようと思ったのだが、ハードディスクの世界は昨年あたりから急激な変化に見舞われている。
あらためて、現状で対応できるHDD増強案を考えてみた。
a案) SerialATA2.5対応HDDを購入し、既存のIDEインターフェースにアダプターで変換する。
→アダプターの価格が、3〜5000円する。
b案) SerialATA2.5対応HDDを購入し、USB変換アダプタで、外部接続する。
→変換アダプターが高い。外置きのケースも必要だ。
c案) IDEハードディスクを購入し、リムーブディスクとして使用する。
→既存のリムーブディスクの増設ケースとIDEハードディスクを購入すればいい。
ケースは¥2、400くらい。
d案) M/BをserialATA対応に交換する。
→理想的だ!! M/B以外にCPUやメモリーなどもM/Bに合わせて交換が必要になる。 高いっ!!
■増設前の現在のハードディスクの使用状況■
パソコンパーツショップを巡りながら、方針を決めた。
IDE(ATA)インターフェースから、シリアルATA(SerialATA)に変わりつつある流れに逆らわず、最新ハードディスクを購入する。
SerialATAにしておけば、M/B交換後も使い続けられるだろう。
案1 SerialATA(SATA)にUSB変換アダプターをつける。
¥4、000位。
案2 SerialATA(SATA)にIDE変換アダプターをつける。
これだと、\3、000位。
あらためて、現状のM/Bの仕様を再確認してみた。
SerialATA(SATA)ポートが実装されており、最新のSerialATA2.5(SATA2.5)にこそ対応できないが、SerialATA(SATA)として使用できる事が
判った。
・SerialATA2.5(SATA2.5)のHDDを接続しても、その性能が活かされる事はないが、IDE(ATA)よりも高速にアクセスできる。
※ホットプラグ機能には対応していない。
さっそく、パソコンショップに行き、SerialATA2.5(SATA2.5)対応のHDDを購入した。
・SerialATA2.5(SATA2.5)のHDDをパソコンに実装し、電源、信号のコネクターを接続する。 2本だけなのでとても簡単だ。
・パソコンの電源を投入し、BIOS画面で『SerialATA 有効』に設定変更してからパソコンを立ち上げる。
・ディスクの管理画面で、SerialATA(SATA)のハードディスクが認識されて表示されることを確認する。
・SeagateDiscwizardで、システムを含むHDDを新HDD(SerialATA)にコピーする。
Discwizardはこちらから入手してね→http://www.seagate.com/www/en-us/support/downloads/discwizard/
※このDiscwizardは、Seagate製HDDが接続されている必要がある。表示は英文。
Discwizardで出来ること
・まるごとコピー
・領域変更して、コピー
・バックアップ・リストア
・現状のパーティションに過不足がないので、『まるごとコピー』を選択。
・SeagateDiscwizardが事前準備をしたのち、「電源再起動」を要求されるので、電源再起動する。
・再起動すると、一瞬Windows起動画面が表示された後に、コピー動作がスタートする。
※HDDの容量により、それなりの時間がかかる。今回、コピー元(IDE)が160Gで1時間ほどを要した。
・コピー完了すると、メッセージが表示される。
1)パソコンの電源を切れ。
2)コピー元HDD(現用Windowsシステム有り)を取り外せ。
※コピー元、コピー先が同一内容で競合するため。
・現用HDD(IDE)を取り外してから、パソコン電源を起動する。
・パソコンが、以前と同じ画面で立ち上がることを確認する。エクスプローラを開いて、新HDD(SerialATA)の内容を確認する。
旧HDD(IDE)の再利用 (HDDのフォーマット)
・電源を切断したパソコンから新HDD(SerialATA)を外し、旧HDD(IDE)を接続する。
・パソコンの電源を投入し、途中のBIOS設定画面に入り、起動ドライブをCDに設定変更する。
・Windows xpのCDをドライブにセットして、BIOS画面を抜ける。
・CDでパソコンが立ち上がり、Windows新規セットアップに進む。
・インストール先HDD(旧HDD(IDE)です)の操作を聞いてくるので、『パーティーションを削除する』を選択する。
・HDD(IDE)の全てのパーティションを削除できたら、Windowsセットアップ作業を終了する。
※『Windowsセットアップは完了していない』旨の警告されるが、承知の上でセットアップを終了する。
・電源を切断したパソコンに新HDD(SerialATA)を取り付ける。
・パソコンの電源を投入し、途中のBIOS設定画面に入り、起動ドライブをC(新HDD(SerialATA)に設定変更する。
・パソコンが起動したら、ディスクの管理画面で、全てのHDD情報が見えることを確認する。
・ディスク管理画面で、旧HDD(IDE)をフォーマットし、使用可能にする。
※HDD容量により、それなりの時間がかかります。 160Gで1時間ほど。。
以上で、SerialATA(SATA)の増設作業は完了です!!
元のディスク |
Seagate ST-3160023A (ATA100、7200rpm、160G) |
C、D、E ドライブ |
¥????.-(税込)
2005?/0?/0? |
Maxtor 6L250R0 (ATA133、7200rpm、250G) |
I,、M ドライブ |
|
増設ディスク |
Seagate ST-3320620AS (SATAU,7200rpm、320G) |
|
¥9,430.-(税込)
2007/05/29 |
※移行ソフトなどとセットになった、ハードディスクも沢山販売されている。安全に増設されたい人にはお勧めですね。
移行ソフト単体でも販売しています。スキルにあわせて入手されてはいかがでしょうか。
システムの移行はある程度の技量が必要になることがあります。システム移行される場合は、自己責任で行ってくださいね。
|