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 ハードディスクの増設(システムも移設)

    現用のシステム環境を維持しながら、ハードディスクを換装できたので手順などを記載します。
   もし、この記事を参考にディスク換装される場合、あくまでも自己責任で実施してくださいね。
                                                                       (2006年 5月更新)


 1 概要
      現用のシステムと増設ハードディスクは下表の通りです。    

現状ディスク IBM-DTLA-307045 (ATA100、7200rpm、45G) C、D、E ドライブ ¥18,585.-(税込)
2001/05/06
増設ディスク 日立-IC35L120AVV207-1 (ATA100,7200rpm、120G)   ¥10,258.-(税込)
2004/03/27
現状パソコン構成
(2004年現在)
OS: WindowsXP SP1 (OEM版)  
システムドライブ:C   
M/B: AX4GE Max (Aopen製)  
その他: CDドライブ、  

 2 方針
      ・現状のシステムを新ディスクに移植し、現状ディスクはセカンダリとして使用する。
       OSや各種ソフトのインストール作業は、かなり大変なのだ。
       使い勝手の良い現在のシステム環境を維持しながら、ディスク容量を増やしたいのだ。
      ・移植の為のソフトは購入しない。
       (お金が無いから、買えない。。 余裕が有るならソフト購入を勧める。)


 3 作業

      1)準備
        ・WindowsXPのOS(CD)
        ・DrvcloneXP (free ware)の入手
        ・現用ディスクのシステムドライブ以外に、3G程の空きを確保

      2)作業手順
        ・貴重なデータのバックアップ
        ・Cドライブ(システム)以外の現用ドライブに、WindowsXPをインストールする。(マルチブート環境になる)
         (説明上、このドライブを「D」とする。空きが3G程必要。)
        ・Dドライブに、DrvClonerXPをインストールする。

        ・コントロールパネルからコンピュターの管理を開いて、ディスクの管理を開く。
        ・ディスク0のCドライブが、「システム」と表示されている。
        ・ここで、Dドライブを選択して、右クリックして「パーティションをアクティブとしてマーク」を選択する。
         警告が表示されるが理解してOKする。

        ・パソコンを再起動する。
        ・ディスクの管理画面を開いて、Dドライブから起動していることを確認する。
        ・「C」ドライブを選択し、右クリックし「ドライブ文字とパスの変更」を選択・実行し、「H」ドライブとする。
         (変更後のドライブ文字は使用していない「H」を割り当てた。)
         ※これは、「C」を増設ディスクに割り当てる前準備だ。

        ・パソコン電源断し、現用のハードディスクを取り去り(コネクターを抜く)、代わりに増設ディスクを接続する。
         (増設ディスクをプライマリ・マスターとする)
        ・パソコン電源を投入し、WindowsXPのCDをドライブにセットすると、XPの新規インストール作業がスタートする。
        ・増設ディスクはパーティションやフォーマットはされていないので、メッセージに従ってパーティションを切り、フォーマットする。
         パーティションサイズは今後の事を考えて容量を決定し入力する。この時、ドライブレターは「C」になっていることを確認する。
         Cになっていない場合、そのパーティションを一旦削除(Lコマンド)し、新たにパーティションを切りなおす。
        ・パーティションサイズを決めると、フォーマットが開始され、続けてWindowsXPのインストールが始まる。
        ・インストール完了まで待ってもいいが、1時間程かかるので、適当なところで、パソコンのリセット
         スイッチを押しながら、パソコン電源を断する。

        ・現用ディスクをマスターとして元の接続に戻し、増設ディスクをスレーブとして接続しなおす。
         ケーブル接続、マスター/スレーブの設定は確実に。
        ・現用ディスクのDドライブで、システムが立ち上がったら、ディスクの管理を開いて、「C」を選択し、
         右クリックし、「パーティションをアクティブとしてマーク」を選択する。

        ・DrvClonerXPを起動する。
        ・クローン元ドライブに「H」を指定する。クローン先に「C」を指定する。
   

        ・クローン作業完了したら、パソコンを再起動する。
        ・Dドライブから立ち上がるが、途中でSCANDISKが起動し、Cドライブにチェックがかかる。
        ・無事に起動したら、ディスクの管理を開いて、ドライブレターなどが設定通りになっていることを確認する。

        ・パソコン電源を断する。
        ・現用と増設ディスクのマスター、スレーブ設定とケーブル接続を変更する。
        ・パソコン電源を投入する。
         無事に増設ディスクから起動している事を、ディスクの管理で確認する。
   
 
増設したディスク C システム
D  
E  
F  
以前のディスク G 旧システム
H  
I  


        3)後日談だが。。。
         使用しているM/Bは、BIOS設定で起動ディスクを選択できる。通常はプライマリー・マスターのディスクから起動している。
         つまり、今回増設(換装)したディスクから起動している。
         で、BIOS設定を変更し、起動ディスクをプライマリー・スレーブとして起動してみた。
   
          この様に、起動する。ドライブレターが入れ替わっているのがわかる。
           (旧Cドライブ(=プライマリー・スレーブ)には、従前のシステムが入ったままになっている。)
          BIOSでマルチブートを選択している感じだ。



 4 失敗例(参考までに)
        ・単純にディスクを増設して、エクスプローラでコピーは出来ない。
         XPが使用しているファイルはコピー出来ないのだ。しかも、コピーの途中で中断するから
         どこまでコピー出来たかも判らない。

        ・現用ディスクのDドライブに新たにXPをインストール(マルチブート)して、そのドライブをアクティブにして再起動
         してから、Cドライブをコピーする。

         原因はよく判らないが、上記と同じようにコピー途中で中断してしまった。
         事前にインターネットで調べたら、この方法で換装できる予定だったのだが。。




 ※移行ソフトなどとセットになった、ハードディスクも沢山販売されている。安全に増設されたい人にはお勧めですね。
   移行ソフト単体でも販売しています。スキルにあわせて入手されてはいかがでしょうか。


 
 
     


   システムの移行はある程度の技量が必要になることがあります。システム移行される場合は、自己責任で行ってくださいね。

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