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 SATAハードディスクの増設(WindowsXPシステムを移設)

    現用のシステム環境を維持しながら、SATAハードディスクを増設できたので手順などを記載します。
   Windowsやアプリケーションの再インストールは不要でした。ディスク移行のための市販ソフトも使いませんでした。

   もし、この記事を参考にディスク増設される場合、あくまでも自己責任で実施してくださいね。
                                                                            (2007年 6月更新)


 1 概要
      デジカメ写真の保管やビデオ編集をしていたら、いつの間にかハードディスク容量が不足するようになった。
    早速、ハードディスクを購入しようと思ったのだが、ハードディスクの世界は昨年あたりから急激な変化に見舞われている。
      
      あらためて、現状で対応できるHDD増強案を考えてみた。

        a案) SerialATA2.5対応HDDを購入し、既存のIDEインターフェースにアダプターで変換する。
            →アダプターの価格が、3〜5000円する。


        b案) SerialATA2.5対応HDDを購入し、USB変換アダプタで、外部接続する。
            →変換アダプターが高い。外置きのケースも必要だ。
 

        c案) IDEハードディスクを購入し、リムーブディスクとして使用する。
            →既存のリムーブディスクの増設ケースとIDEハードディスクを購入すればいい。
             ケースは¥2、400くらい。


        d案) M/BをserialATA対応に交換する。
            →理想的だ!! M/B以外にCPUやメモリーなどもM/Bに合わせて交換が必要になる。 高いっ!!

   ■増設前の現在のハードディスクの使用状況■
   
 

   パソコンパーツショップを巡りながら、方針を決めた。
  IDE(ATA)インターフェースから、シリアルATA(SerialATA)に変わりつつある流れに逆らわず、最新ハードディスクを購入する。
  SerialATAにしておけば、M/B交換後も使い続けられるだろう。

     案1 SerialATA(SATA)にUSB変換アダプターをつける。
         ¥4、000位。

     案2 SerialATA(SATA)にIDE変換アダプターをつける。   
         これだと、\3、000位。


   あらためて、現状のM/Bの仕様を再確認してみた。

    SerialATA(SATA)ポートが実装されており、最新のSerialATA2.5(SATA2.5)にこそ対応できないが、SerialATA(SATA)として使用できる事が
  判った。
     ・SerialATA2.5(SATA2.5)のHDDを接続しても、その性能が活かされる事はないが、IDE(ATA)よりも高速にアクセスできる。
      ※ホットプラグ機能には対応していない。

    さっそく、パソコンショップに行き、SerialATA2.5(SATA2.5)対応のHDDを購入した。


 ・SerialATA2.5(SATA2.5)のHDDをパソコンに実装し、電源、信号のコネクターを接続する。 2本だけなのでとても簡単だ。
 ・パソコンの電源を投入し、BIOS画面で『SerialATA 有効』に設定変更してからパソコンを立ち上げる。
 ・ディスクの管理画面で、SerialATA(SATA)のハードディスクが認識されて表示されることを確認する。

   

 ・SeagateDiscwizardで、システムを含むHDDを新HDD(SerialATA)にコピーする。

       Discwizardはこちらから入手してね→http://www.seagate.com/www/en-us/support/downloads/discwizard/
       ※このDiscwizardは、Seagate製HDDが接続されている必要がある。表示は英文。

  Discwizardで出来ること
   ・まるごとコピー
   ・領域変更して、コピー
   ・バックアップ・リストア

 ・現状のパーティションに過不足がないので、『まるごとコピー』を選択。 
 ・SeagateDiscwizardが事前準備をしたのち、「電源再起動」を要求されるので、電源再起動する。
 ・再起動すると、一瞬Windows起動画面が表示された後に、コピー動作がスタートする。

   ※HDDの容量により、それなりの時間がかかる。今回、コピー元(IDE)が160Gで1時間ほどを要した。

 ・コピー完了すると、メッセージが表示される。
   1)パソコンの電源を切れ。
   2)コピー元HDD(現用Windowsシステム有り)を取り外せ。
     ※コピー元、コピー先が同一内容で競合するため。

 ・現用HDD(IDE)を取り外してから、パソコン電源を起動する。
 ・パソコンが、以前と同じ画面で立ち上がることを確認する。エクスプローラを開いて、新HDD(SerialATA)の内容を確認する。


旧HDD(IDE)の再利用 (HDDのフォーマット)

 ・電源を切断したパソコンから新HDD(SerialATA)を外し、旧HDD(IDE)を接続する。
 ・パソコンの電源を投入し、途中のBIOS設定画面に入り、起動ドライブをCDに設定変更する。
 ・Windows xpのCDをドライブにセットして、BIOS画面を抜ける。
 ・CDでパソコンが立ち上がり、Windows新規セットアップに進む。
 ・インストール先HDD(旧HDD(IDE)です)の操作を聞いてくるので、『パーティーションを削除する』を選択する。
 ・HDD(IDE)の全てのパーティションを削除できたら、Windowsセットアップ作業を終了する。
   ※『Windowsセットアップは完了していない』旨の警告されるが、承知の上でセットアップを終了する。

 ・電源を切断したパソコンに新HDD(SerialATA)を取り付ける。
 ・パソコンの電源を投入し、途中のBIOS設定画面に入り、起動ドライブをC(新HDD(SerialATA)に設定変更する。
 ・パソコンが起動したら、ディスクの管理画面で、全てのHDD情報が見えることを確認する。

   


 ・ディスク管理画面で、旧HDD(IDE)をフォーマットし、使用可能にする。
   ※HDD容量により、それなりの時間がかかります。 160Gで1時間ほど。。

   

以上で、SerialATA(SATA)の増設作業は完了です!!



元のディスク Seagate ST-3160023A (ATA100、7200rpm、160G) C、D、E ドライブ ¥????.-(税込)
2005?/0?/0?
Maxtor 6L250R0 (ATA133、7200rpm、250G) I,、M ドライブ
増設ディスク Seagate ST-3320620AS (SATAU,7200rpm、320G)   ¥9,430.-(税込)
2007/05/29

 



 ※移行ソフトなどとセットになった、ハードディスクも沢山販売されている。安全に増設されたい人にはお勧めですね。
   移行ソフト単体でも販売しています。スキルにあわせて入手されてはいかがでしょうか。


 
 
     


   システムの移行はある程度の技量が必要になることがあります。システム移行される場合は、自己責任で行ってくださいね。

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